2019年12月26日 (木)

草庵小座敷は、心が無に帰する出世俗の法。『南方録』

Sumibiki-kanewari01

茶の湯の精神をあらわす、代表的な茶書『南方録』。

利休が説く侘び茶の、真の心は、何物にもとらわれぬ格や矩を越えたものでした。

それは無論、茶道が根幹とする禅の悟りから導かれたものですが、

古く中国からもたらされた、陰陽五行思想にも影響を受けています。

 

冒頭の「覚書」の章は、抄訳や解説書などで広く紹介されています。

それとひきかえ、第六章「墨引」はカネワリをはじめとする茶法の

詳細な解説や、上で述べた禅や陰陽五行思想の論考が深く追及され、

かつ分量も膨大なため、ほとんど取り上げられることがありません。

 

 

「くれぐれもいうが、茶の湯の深みは草庵にあるのだ。真の書院台子は、格式、法儀を厳重に調えた、世俗の法である。草の小座敷、露地の一風は、本式の曲尺に基づくとはいえども、ついには曲尺を離れ、技を忘れ、心が無味に帰する世俗を出る法である。」

 

能文社『南方録 現代語全文完訳』が発刊されて十数年。

http://nobunsha.jp/book/post_8.html

今回、カネワリ論が本格的に展開される「墨引」の冒頭を“立ち読み”ページとして

初公開いたします。

 

 

ぜひ深遠なる利休の茶の世界に触れてみてください。

 

  • 『南方録』墨引 試し読み

http://nobunsha.jp/img/nanpouroku%20sumibiki19.pdf

 

 

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2018年6月 8日 (金)

千利休の侘びと数奇を解説する講座。6月13日(水)

Photo 来週、6/13(水)日本文化体験交流塾にて、研修講座「禅と日本文化アドバンス」を

開講します。第三回目は「千利休の侘びと数奇~茶道精神史入門」です。

 

◆禅と中世日本文化アドバンス 2018年度

https://www.ijcee.jp/culture/mizuno-overview/lec3mizunoadv/

於:日本文化体験交流塾(港区芝) 

日時:6月13日(水) 10:00~12:00

講師:水野聡

 

今回は、茶道史主要人物の案内として、侘び茶の系譜につながる、

村田珠光、武野紹鷗、千利休にそれぞれスポットライトを当てて、

茶道の歴史と成立をたどっていきます。

 

珠光の侘び茶のバイブルともよばれる「心の文」をまずは解説。

茶の湯の棚物の嚆矢である、紹鷗の袋棚とは何かを詳細に検証します。

そして、茶の湯の大成者であり、日本茶道の源流である千利休について、

その遺偈「人生七十力囲希咄」を解説し、悲運の最期の真相に迫ります。

 

第二部では日本文化ミニ講座を実施。

「侘び」と「数奇」の語源、発祥と歴史的変遷をていねいにひも解いていきましょう。

本講座は一般の方の初めてのご参加も大歓迎です。

 

ぜひご一緒に茶の湯の心、日本の心を学んでいきましょう。

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2017年11月 5日 (日)

千利休、侘び茶の入門書

Rikumeigen250 『千利休の名言』水野聡著 能文社2011年。
利休の侘び茶の精神に迫る名言集、利休茶の入門書。

『山上宗二記』『南方録』等から名言の初出原文・現代語訳・解説を網羅しました。
千宗旦が利休賜死の真相を明かした『千利休由緒書』も初の現代語訳で併載。

#千利休の名言

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2017年9月17日 (日)

9/21よみうりカルチャー「南方録」講座終講

1001 9/21()よみうりカルチャー恵比寿にて、「千利休侘び茶の世界~南方録を読む」講座があります。

 

◆千利休と侘び茶の世界~『南方録』を読む~ http://www.ync.ne.jp/ebisu/kouza/201704-01510201.htm

開講日:毎月第三木曜日 1030-1200 20174月~20179月(全6回のコース)

・お問い合せ・お申し込み よみうりカルチャー恵比寿 Tel 03-3473-5005

 

20154月より始まった同講座は、会員様のご熱心なご聴講により開講から2年半で同作品を完読。このたび終講を迎えました。

関係の皆さま、お疲れさまでした。

 

〔茶禅一味〕〔一期一会〕を伝える代表的な茶の湯書として、また独自の茶道具飾りの相伝、〔カネワリ〕を唯一展開する秘伝書として、数ある利休関連の伝書の中でもっとも重んじられ、長く愛読されてきた『南方録』。

手に取るたび、ひもとくたびに、必ず新しい学びと発見が見つかる普及の名著です。

 

よみうりカルチャー恵比寿校では来期、201710月度より新たに「禅と中世日本文化」講座を開講予定です。

 

なお、『南方録』は現在、【言の葉庵】オフィシャル講座「寺子屋素読ノ会」にて、毎月第二金曜日午後3時より、継続実施中です。現在〈台子〉の章を読み進めていますので、ご興味がありましたら、こちらへもぜひお立ち寄りください。

 

◆寺子屋素読ノ会

http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf

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2017年2月 6日 (月)

2/10寺子屋素読の会、能と茶道の「秘伝」を読む

Resize0098 210()、言の葉庵オフィシャルスクール、寺子屋素読の会があります。

“大人のための寺子屋”、初心者対象の古典名作を読む会です。一人ではなかなか読解が難しい日本の名著を、みんなで声を出しながら楽しく学んでいきましょう。

 

講座概要

主宰/水野聡能文社代表、古典翻訳家

場所/生涯学習センター ばるーん(新橋駅徒歩2)

日程/毎月第2金曜日 (各クラスの時間は下記参照)

参加費/各クラス一回 ¥1500

 

◆寺子屋素読ノ会の概要 ご案内

http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf

 

 

Aクラス「葉隠」

毎月第2金曜 10:00-11:30

使用テキスト「葉隠(上)」 岩波文庫)

 

今回は聞書第一の一二より。著者山本常朝と藩主鍋島光茂の主従の縁を「和歌」が結んだ奇跡の物語をご紹介します。また、一四では「他人の短所を直させるためのアドバイス」を武士道の観点から読解。今日の人間関係にもそのまま通用する、深慮にみちた武士ならではの智慧を学びます。

古典を読み解くポイント「候文」の攻略法()についても、便利な一覧表をご案内しましょう。

 

 

Bクラス「申楽談儀」

毎月第2金曜 13:00-14:30

使用テキスト「世阿弥 申楽談儀」岩波文庫

 

今回は、「定まれる事」、「万事かかり也」の各段落を読んでいきましょう。

「定まれる型」では、世阿弥時代の立ち合い能の決まりの型、演能の場によっての手や舞の変化など、今日の能の「型」が生まれた現場を再現しています。

「万事かかり也」では、今日の〈松風〉〈姨捨〉〈恋の重荷〉など、世阿弥作の名作能の創作当時の型や謡どころなどが克明に記録されているのです。650年経って、変化していった演出、あるいは今もほとんど変わらない型など、興味の尽きない能の秘伝を読み解いていきます。

 

 

Cクラス「南方録」

毎月第2金曜 15:00-16:30

使用テキスト「南方録」岩波文庫

 

今日の床にかかせない禅僧の「墨蹟」。その起源と飾り方の秘伝。禅寺の食の作法である「飯台」と「一汁一菜」の歴史。名物大壺(捨壺)の物語、武野紹鷗が考案した木の侘び道具、「釣瓶の水指」と「手桶」誕生秘話など…。侘茶の誕生した現場を、利休の言葉で直接たどっていく、とてもスリリングな段落です。

画像資料や禅の歴史資料も参照しながら、“茶道の聖典”をやさしく、かつ踏み込んで学んでいきましょう。

 

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2016年10月30日 (日)

侘び茶の心をつなぐ。老僧と経営学者の対話。

1445 「君のおかげでこんなに心がなく、物ばかりのいやな日本になってしまった。君の責任で直してもらわなければならない」

 

鋭い眼光で相手を見据え、大喝する大徳寺の高僧立花大亀老師。その前で黙ってかしこまるのが経営の神様松下幸之助。

大徳寺派最高顧問で政財界とも幅広い交友がある大亀師の教えを乞うため、幸之助が酒飯を共にした。その場での出来事でした。

http://toyokeizai.net/articles/-/61786

 

同席した側近の江口克彦氏は心酔する経営の師を一喝されて驚く。しかも幸之助は大亀より5歳年長です。「批判してくれる人を大事にせよ」と幸之助から教えられていたにもかかわらず、やりきれぬ思いに身を固くします。さんざん幸之助を批判し尽した大亀が「まあ、こんなもんやろ」というと幸之助は「いや。もっともっとお聞きしたいんですが」とさらに教えを乞い続けたといいます。

やがて退席する幸之助の背中を見送りながら、大亀は江口にぽつり。

「松下さんは、偉い人やな。あんな偉い人はおらん」。

後に大亀は「松下批判」をふっつりと止め、幸之助は松下政経塾を設立。国のリーダーを育て、経済が人を救う経世済民を実現するのです。

 

さてまた別の日、大亀老師とある経済学者の出会いが、経世済民と侘び茶をいっそう強く結びつけることとなりました。

ケインズの高弟であり経済学の世界的権威、ロイ・ハロッド。講演のため日本を訪れたハロッド一行は、京都見物の途次大徳寺を訪れます。出迎えたのが大亀老師。一行を一休和尚の真珠庵にある二畳台目の茶室へと案内しました。大亀とあわせハロッド一行の七人が、茶を喫するため、狭い小さな部屋に入る…。

 

(7年前、【言の葉庵】にて『利休に帰れ』より同段落の骨子概略をお届けしましたが、今回は本文より引用してご紹介しましょう。)

 

 

 

 するとハロッド氏は、ここは何をするところかと聞いてきました。ここは茶室といってお茶を

飲むところですよと答えました。ハロッド氏はけげんそうな顔をして、向こうにもっと広くて明るい部屋があるのに、どうしてこんな狭いところで飲むのか、と言います。

それで私は、実は日本には佗びという思想がある。イギリスには、タバコを吸う部屋というものがあって、ソファにすわって葉巻を吸う。タバコの喜びを吸う場所がある。それと同じで、日本人は小さな部屋で茶を飲むのです。この小間の薄暗いところで飲む茶は、私たち日本人には何よりもうまいのです、と答えました。

「その佗びというのは、どんな思想なのか」とハロッド氏はさらに聞いてきました。これには私もちょっと困った。日本人同士でも佗びの説明は困難なのに、相手は外国人である。そこで私は

少し考えて、

「佗びとは詫びるということです。すみませんと謝ることです」

と答えました。

「なぜ詫びなければならないのか。私は何も悪いことをしていないのに、どうして謝らなければならないのか」

 そうハロッド氏は申しました。

「いや、ハロッドさん、それは違います。あなたがたご夫妻、ならびにお子さんがたによって、これまで牛を何頓食べましたか、豚を何頭殺しましたか。そのためにあなたがたが今日まで生き長らえることができているのなら、牛や豚に詫びないという法はない。あなたの国にも、六日間悪いことをして、七日目に神様に詫びるという思想があるではないか。そういう考えを持たずに、弱肉強食でいったあなたの国は、確かに一時期七つの海を支配しました。しかしその結果はどうでしょう。あなたの国が支配した国々はすべて独立し、離れていってしまったではありませんか。仏教には因果応報という考え方があるが、まさにあなたの国はそうなった。むろん、人であるから、弱肉強食からのがれられる人はいない。生きていくためには、生きとし生けるものをやむをえず殺害せねばならぬ。しかしたいせつなのは、十頭殺さなければならないところを八頭でがまんすることです。つまり、省くということです。そうすれば二頭が残る。二頭生かすことができる。しかもそれはただ十のものを八に省くというだけではない。八で十の働きをさせる。それが私の言う佗びという考え方なのです」

 そういう意味のことを申し上げました。するとハロッド氏は驚いて、

「それはまさに私の研発するケインズ経済学です。そんなすばらしい思想が日本にあるとは知

らなかった」

 と言って、非常に感動した。彼が帰国してしばらくして、一枚のパンフレットが送られてきました。「日本を訪れて」という題で、それには、日本を訪問して得たいちばん大きな収穫は、佗びの思想を知ったことだ、と書いてありました。

 

 数年後、ハロッド氏は、みずからの希望で再度来日しました。そして私に会うなり、一枚の紙きれをよこしました。通訳の人に読んでもらうと、それには「ワビの語源はギリシヤ語です。前回の日本訪問以来、私はずっと佗びについて研究してきました」と書いてあるではありませんか。それを聞いて、私はハッとしました。

 以前から、人類発生の地は、私はギリシヤから中近東あたりだと思っておりました。原始時代の人間にとって、何がいちばん恐怖であったか。それは言うまでもなく、他生物です。とりわけ巨大生物から身を守るためには、海へ逃げても、山へ逃げても無駄です。最も安全なのは、山の斜面に横穴を掘って、そこへ逃げ込むことです。この、生き延びるための穴居生活、それこそが佗びということであったのではありますまいか。ワビの語源がギリシヤ語だということは、そういう意味ではなかったかと私は解釈しているのです。

 苦しいけれども、なんとかして命を全うすること、それが佗びです。「鉢木」の佐野源左衛門常世は、極貧の中で命を全うしました。「松風」の行平の中納言は、三年に及ぶ須磨浦での佗び住まいに耐えて、やはり命を全うしました。では、利休もまた、おのが命を全うするために茶をやったのでしょうか。

 前にも申しましたように、利休の形姿上のお茶には佗びなどありません。そんな貧困なものではない。利休の「百会記」などを見ると、あるときは太閤秀吉をよび、またあるときには徳川家康をよび、それはそれは絢爛憂華なお茶をやっている。一椀の鶴の扱い物を出すために、鶴一羽を殺しています。園悟の墨蹟、喜左衛門井戸、そういった当時の第一級品を平気で取り扱っている。どこにも佗びらしきものはない。

 しかし、もし佗びが生き延びるための道だとするなら、まさしく利休の茶は佗びでした。つまり堺を救うために、自分の命を全うするために、太閤秀吉の茶くみ男となった。

その屈辱に耐え、小間の穴居生活に耐えた。それが利休の佗びであったとするのです。

 自刃を命じられたとき、周囲の者は利休に、政所に命乞いをすることをすすめました。しかし利休は、この七十の白髪頭が、あえて女の力で生き残ろうとは思わない、といって拒否した。そしてあの有名な辞世の偈を残して死んでおります。

 

 

(『利休に帰れ―いま茶の心を問う』立花大亀 里文出版2010/2/15)

 

 

 

●立花大亀(たちばな だいき)

明治321899)年、大阪堺市生まれ

大正101921)年、堺市南宗寺にて得度。

昭和61931)年、大徳寺塔頭徳禅寺住職。

昭和281953)年より34年まで大徳寺宗務総長、のち顧問、管長代務。

昭和431968)年5月、大徳寺511世住持となる。以後、大徳寺最高顧問。

昭和471972)年、大徳寺山内に如意庵再興。

昭和541979)年、奈良大宇陀に松源院再建。

昭和571982)年より昭和61年まで花園大学学長。

平成172005)年825日、107歳にて遷化。

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2016年9月11日 (日)

樂美術館「三代 樂 道入・ノンカウ展」

Flyer30_b 茶碗の最高峰、樂焼。初代長次郎から三代目が、道入、通称ノンコウ。

その作、「青山」が重文に指定されました。

9/10より、これを記念して道入の作品が一堂に公開されます。

 

◆秋期特別展 重要文化財指定記念
三代 樂 道入・ノンカウ展
2016年9月10日(土)~11月27日(日)

http://raku-yaki.or.jp/museum/exhibition/index.html

 

ぼくも来週末見に行く予定。関西の方は必見です。

すぐ近くに金剛能楽堂、晴明神社もありますね。

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2016年7月 9日 (土)

NHKドキュメンタリー「女ひとり 七十歳の茶事行脚」

放送後、反響がかなり大きかったようで、本日夜アンコール放映(再々)されますね。
見られなかった人はぜひ!茶の湯に興味のない人も。

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2014年10月 8日 (水)

展覧会「東山御物の美」三井美術館にて開催

茶の湯好きなら見逃せません。 足利幕府、東山御物の唐物大名物が一堂に会した、 特別展「東山御物の美 -足利将軍家の至宝」が、 日本橋三井記念美術館にて開催中です。 http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html 牧谿、李安忠、李迪、趙昌、梁楷、馬麟…。 能阿弥『君台観左右帳記』、『山上宗二記』にとりあげられる 宋代の名画の数々。 油滴天目、灰被天目、馬蝗絆など、名だたる名茶道具も 勢ぞろいします。 ぜひこの機会に、眼福のひとときをお江戸日本橋にて。 宋に修繕につかわし、長年首を長く待ち、 ようやく日本に戻ってきた「馬蝗絆」のなんとも変わり果てた姿。 その時の義政の表情を想像しながら、この青い茶碗を 拝観するのもまた一興かと。

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2014年6月18日 (水)

6/19(木)松永久秀と戦国茶の湯講座あります

000555871323 明日、銀座おとな塾産経学園にて下記講座を開講します。

◆戦国武将と茶の湯
第三回 松永久秀「平蜘蛛釜」
http://nobunsha.jp/img/kozalist.pdf

今回は戦国期、日本三大梟雄とも称された傑人、松永久秀の
茶の湯を歴史的事件とあわせ、読み解いていきます。

講座予定:
・信長と久秀、愛と憎の深い縁
・久秀天下の名城、多聞山城、信貴山城
・利休、道陳、宗久、山上宗二と久秀の茶会記
・平蜘蛛釜とともに爆死
・天下一の茶道具「つくも茄子」放浪記


久秀遺愛の道具としては、平蜘蛛釜が有名です。
が、なんといっても久秀より信長に献上された「つくも茄子茶入」が
茶道史において、もっとも重要な名品ではないでしょうか。

ルイス・フロイスにより遠くヨーロッパにまでその名を広めた、
この名品は、本能寺、大阪夏の陣など度重なる兵火を
くぐりぬけ、松永久秀、京極道誉、足利義満、義政、信長、秀吉、家康ら
26名もの偉人、権力者の手を経て現在に伝えられています。
今講座では「つくも放浪記」と題して、久秀とつくもの数奇な運命を
ご紹介しましょう。

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