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2017年9月25日 (月)

10月新刊『現代語訳 どちりな きりしたん』発刊

2017 【言の葉庵】古典名作現代語訳シリーズ、十三作目の新刊がリリースされます。
『現代語訳 どちりな きりしたん』。戦国時代のキリスト教教理問答書で、日本で発行されたいわゆる“キリシタン版”を代表する名著です。

『現代語訳 どちりな きりしたん』 水野聡 訳

本体価格:2,980円 +税
判型:四六版 164ページ
発売日:2017年10月10日
出版社:能文社
ISBN ISBN978-4-9904058-7-8

▽商品ページ 
下記にご購入方法、立ち読みコーナーなどの新刊詳細があります。
http://nobunsha.jp/book/post_218.html

本書は、『長崎版 どちりな きりしたん』(岩波文庫)を底本とする、全文現代語訳です。

〔本書の特徴〕

・どちりな きりしたん(Doctrina Christam)とは、古ポルトガル語で「キリスト教の教義」という意味である。安土桃山時代に来日したイエズス会宣教師により作成された、日本語によるわが国初のキリスト教教理問答書とされている。本書は現存する版本の内、後期版(1600年長崎刊)の初めての全文現代語訳である。

・『どちりな きりしたん』は、カトリックの教義を問答体で平易に説く教理問答(カテキズモ)の一種。
フランシスコ・ザビエルは、日本人信徒第一号であるヤジローの協力を得て初めて基本的な教義書を作った。これに、代々の来日宣教師たちが、手を加え整えていき、ヴァリニャーノの頃にようやく完成を見たのがこの『どちりな きりしたん』である。

現在日本のカトリック教義は『公教要理』として教会・信徒の間で共有されているが、この『どちりな きりしたん』と内容を比較した場合、根本教義の要点は完全に同一である。イエズス会より遅れて来日した、ドミニコ会やフランシスコ会の宣教師たちによって、何の支障もなく用いられたというから、当時キリシタン禁令の下、司祭による教えを受けられなくなりつつあった日本人信徒にとって、信仰の大きな支えとなったことはいうまでもない。

・信者はもちろん、初めてキリスト教に触れる方にとって、本書は現在もキリスト教の最適な入門書となることであろう。
キリスト教の信仰と教えの根本は、聖書にあることはいうまでもない。しかし、キリストの受難の意味、聖母マリアの処女懐胎、三位一体説、最後の審判など、主要な教義について、互いに関連付け、体系的に解き明かしてくれる書ではない。その点、本書は教理問答として、一つひとつの教義について師が弟子に口頭で答えていく、明快な構成が採られている。
とりわけ〔後期版〕では、当時の日本人の宗教観や民俗・風習から発する疑問に懇切丁寧に答えており、現代の私たちにとっても、シンプルかつ具体例に富むキリスト教の入門書たりえているのだ。

(書店向け新刊紹介チラシより)

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