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2013年9月 8日 (日)

能の永遠の名作『隅田川』を読む講座。9/11(水)

Img_ise02_l 9/11(水)10:30より、蒲田産経学園にて「はじめて見る能狂言」定期講座があります。
http://nobunsha.jp/img/kozalist.pdf

今回は、名作能『隅田川』のみどころを徹底分析する、初心者対象の鑑賞講座です。
本作の出典である、『伊勢物語』業平東下りの原文をまずは読解します。

 からころも着つつなれにし妻しあれば はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ

 名にし負はばいざ言問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしや

上の名歌に秘められた、業平の悲恋の物語をあわせて読み解きつつ、隅田川の母の生涯をたどります。

『隅田川』作者は、「子ながら類なき名人」と父世阿弥に感嘆せしめた、世阿弥長男の観世元雅。父をしのぐほどの天賦の才に恵まれながら、三十代にして不慮の死を遂げた時代の逸材でした。

さて、元雅は完成した自作能『隅田川』の批評をさっそく父世阿弥に求めました。今日の『隅田川』演出の重要な鍵をにぎる興味深い議論が父と子の間で交わされることとなります。『申楽談儀』からその一節をご紹介しましょう。


『隅田川』で、
「塚の中の子供はいなくても、より面白く演じられよう。この能では生きている子供は見つからず、亡霊である。とくにその本意を忠実に伝えるのだ」
と父世阿弥はいったが、元雅は
「とても私にはできそうにもありません」
 と答えたのである。これに世阿弥は、
「かようなことは、してみて良きにつくべし。せずば善悪定め難し」
 と諭したものだ。
(『申楽談儀』現代語訳 能文社2013年)

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