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2010年9月24日 (金)

この水の洩り候が命なり。千利休の名言

この水の洩り候が命なり。
  ~『茶話指月集』千利休

千利休の孫、千宗旦の茶道逸話をまとめた江戸初期の茶書「茶話指月集」。利休をはじめ、安土桃山時代の茶人の言行を活きいきと今に伝える名著です。とりわけ主となる利休の逸話は、多くの名言・名句に富み、わび茶大成期の生きた姿をうかがい知ることができる好史料。まずは、表題の句、「この水の洩り候が命なり」を含む原文をご紹介しましょう。


〔原文〕

「宗易、園城寺の筒に花を入れて床にかけたるを、ある人、筒のわれめより水したたりて畳のぬれけるをみて、いかがと申されたれば、易、この水のもり候が命なりという。
附り
この筒、韮山竹、小田原帰陣の時、千の少庵へ土産なり。筒の裏に、園城寺少庵と書付け有り。名判無し。又この同じ竹にて、まず尺八を剪り、太閤へ献ず。其の次、音曲。巳上三本、何れも竹筒の名物なり。」
『山上宗二記 付茶話指月集』熊倉功夫 校注 岩波文庫2006/6


■死地で三本の不思議な竹を見出す利休

「園城寺の筒」とは、世上に名高い利休作の竹の花入のこと。ある茶会で、利休がこの花入に花を生け床にかけた。ところがこの花入、竹の表面に大きな割れ目があるため、水がしたたり落ち畳を濡らしてしまいました。見かねた客が、「これはどうしたものでしょうか」とたずねると、利休は、「水が洩れるところこそ、この花入の命なのです」と答えたという。

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http://bit.ly/dh4NGQ
913002

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