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2006年3月25日 (土)

後悔の春

花も月も みぬまにゆくか はぐれぐも

本宅日記にて、よく考えもせずに「目利き」なんていうシリーズをはじめてしまい、今どつぼにはまっています。そもそも、中世日本文化、とくに芸道・芸術分野では「目利き」が核心のテーマであることはわかっていました。まあ、それはわかっていて始めたのですが…。茶道は、まさにあたまからしっぽまで、全身これ「目利き」のカタマリといえる。それでしょうがなく、文献をあれこれつついていたところ、茶道の「目利き」とぴったり合致するキーワード、概念が見つかりました。これが、「目利き」以上にとんでもない代物で、歌、書、画、武道、諸学問まで広汎に関わり、かつ仏教とくに禅ではもっとも重要な概念となっている。キリスト教までからんでくる。

なさけないことに、今週何も手付かずでうんうんいっています。それで別宅に意味もない落書きをしているところ。

今朝、テレビCMで、たしかITキッチンの広告だとおもうのですが、超ハイテクのキッチンに、隠し戸(実は時空をつなぐドラえもんのポケット)があり、そこから現れた信長が、しゃべる調理器具などにひとしきり感心し、「じゃあ、利休も呼んでもいい?」と主婦に聞く。隠し戸からひょっこり顔を出した利休、「呼んだ?」。役者の絶妙な演技と自分のおかれた状況との落差に思わず爆笑してしまったところ、家族に不審な目で、ジロっ。ディレクターの「使える物は何でも使え」の広告屋根性とセンスに、ばかばかしいけど感心しきり。

少し気分がふっきれたので、今夜あたりからとりかかろうかとおもっています。

あー。花は今年みれるのだろうか…

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コメント

しおりさま

コメントありがとうございます。
まず、「トラックバック」のことですが、しおりさんが今投稿されているのは「コメント」ですので、全然問題ありません。トラックバックは、こちらの方から最新の記事(日記)を相手側のブログにリンクとして貼り付けることですので、本来このような相手の記事に対する感想などは、相手のページの記事の下にコメントを書いて投稿した方が、話しのつじつまが合い、いいのです。
それで以前お知らせした当方メルアドは、仕事&プライベート両用ですので、何か個人的な質問等ありましたらそちらにもお送りください。むろん、このコメント覧でもOKですよ。

〉リハビリ一歩前から復活したよろこびもつかの間、身内の看病
大変ですね…。春は体調を崩しやすいので、どうぞお大事になさってください。

〉古今東西、コミュニケーションを取ると言うことは真剣勝負の一期一会なんですね
今のように、携帯やメールなど通信手段が過度に発達してしまうと「一期一会」のような対人関係が理解できなくなってしまうのでは、と恐れています。朝元気に送り出した家族や、夕方笑顔で別れた親友と、どんなことがおこって二度と会えなくなってしまうのか…。こうしたことを人はあまり考えないようになってしまったように思います。また、自分以外の人をあまりに雑に扱っています。

〉中世の旅について調べているんですよ
もしかして、西行ですか?そうであれば、近日本宅日記にも取り上げる予定でいます…。
いずれにしても春は別れと旅立ちの季節。片雲に漂泊の想い、誘われてしまいますね。

それでは、本日は「ござる乃座」ですか?ゆっくり楽しんできてください。

投稿: anshu | 2006年3月29日 (水) 10時38分

ansyuさん、こんばんは。リハビリ一歩前から復活したよろこびもつかの間、身内の看病でこちらも花の季節を逃しそうです(涙)
初歩的質問で恐縮ですが、ブログ間のコミュニケーションを広げるトラックバックに、ブログを持っていない私が書き込んでネチケット違反にはならないのでしょうか。いつも本宅でご意見を拝読して思うところが多々あります。以前本の情報を送って頂いたメールアドレスはお仕事先のものですよね?感想や戯言を送らせて頂くのは気が引けるのですが……。

今回はこちらに一言。
「叶うはよし、叶いたがるは悪しし」なんだかぐっさりと来ましたね。私はこの一言ansyuさんが紹介してくださって、本当にいい出会いをしたと思います。ええ、この名言と。勿論このサイトとも。
解説もわかりやすく、「お茶を始めるべきか」と三秒で思いこませるansyuさんって……。何者?!古今東西、コミュニケーションを取ると言うことは真剣勝負の一期一会なんですね。

奥の細道も翻訳中とのことですが、私も偶然、中世の旅について調べているんですよ!芭蕉とは二百年の差がありますが具体的には何が一番違うのかな~……。

29日は萬斎さんの舞台を見に行きます。今から桜の羽織を着るのが楽しみです。ではまた。

投稿: しおり | 2006年3月27日 (月) 22時03分

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